2024年09月14日

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」

2024年の新作としてオーデマ ピゲよりステンレススティール、ブラックセラミック、18Kイエローゴールドの新たな素材とデザインの展開となる「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」の41mmの3モデルが登場。

新作「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」の3バージョンには自動巻きキャリバー3132を搭載。このオープンワークキャリバーのアーキテクチャーはオーデマ ピゲのクラフツマンたちの才能を示すものです。3モデルのうち2モデルは光を美しく反射するピンクゴールドカラーのムーブメントを搭載。高精度と伝統のスキルを組み合わせたこれらの新しい「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」は、手首をエレガントな洗練で飾ります。



コントラストをアピールした3種類のデザイン

 この新たな41 mm「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」は、3つの異なる素材で展開します。ステンレススティール、ブラックセラミック、18Kイエローゴールドで、ケースとブレスレットには、コレクションの特徴的な品格ある仕上げ装飾が施されています。ポリッシュとサテンブラッシュを交互に並べた仕上げは光を美しく反射し、「ロイヤル オーク」の幾何学的なデザインを強調しています。

 ステンレススティールとブラックセラミックのモデルは、オープンワークムーブメントとインナーベゼルに温かみのあるピンクゴールドカラーで鮮やかなタッチを与え、各パーツの高精度な仕上げを引き立てています。ベゼルの8個の六角形のビスもピンクゴールド製で、ムーブメントのカラーとマッチしています。アワーマーカーと針は、ステンレススティールモデルには18Kホワイトゴールドを採用し、セラミックモデルには黒のロジウムカラーを用いてコントラストを強調することで視認性を高めています。

 秒表示と“Audemars Piguet”シグネチャーロゴはインナーベゼルにブラックでプリント。ブラックセラミックモデルではチタンサファイアケースバックに“Limited Edition of 150 Pieces”とエングレービングされています(150本限定モデル)。

 18Kイエローゴールドのモデルは、明るいゴールドにチャコールグレーのムーブメントを組み合わせました大胆で美しいデザインで、インナーベゼルには秒目盛と“Audemars Piguet”シグネチャーロゴをホワイトでプリント。イエローゴールドのアプライドアワーマーカーと針は蓄光加工が施されたバイカラーデザインで、暗い場所でも時刻を読みとることができます。


特許保持のメカニズム

 これらの新モデルはダブル バランスホイールのメカニズムを備えた自動巻きムーブメント、キャリバー3132を搭載。オーデマ ピゲが2016年に発表したこの特許保持の革新的な技術は、優れた精度と安定性をもたらします。2つのバランスホイール(テンプ)と2つのヒゲゼンマイを同軸上に組み立てることにより、完全にシンクロして振動します。このダブル バランスホイールはケースの両側から見えるので、時計の繊細な鼓動を見ることができます。ウォッチの両サイドのオープンワークブリッジからは輪列歯車の一部も見ることができます。これらの部品は最先端の製造テクノロジーであるコンピューター制御のCNCマシンで切り出してから、最終的な形状に仕上げます。最後は伝統の技術を駆使して仕上げと装飾を行います。V字型アングルの研磨は優れたクラフツマンシップの技術を必要とします。このような難度の高い仕上げは手作業によってのみ実現できるものです。

 オープンワークのローターはステンレススティールとイエローゴールドのモデルでは同色に合わせ、ブラックセラミックモデルではピンクゴールドのハーモニーでまとめました。3つのモデルのコントラストを重視したデザインがここにも現れています。

AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) 2024新作 新たな素材とデザインを展開。オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」
オープンワークの繊細なアート

 美しさと機能を両立させたオープンワークは、1930年代からオーデマ ピゲが得意とする分野です。機能性を損なわない範囲で地板とブリッジから素材を最大限に削ぎ落とすことにより光が通り、メカニズムの美しさと精巧さ見て取れます。そのためには、時計づくりと素材に関する深い知識、さらに熟練した仕上げの技術が必要とされます。

 1970年代初めにオーデマ ピゲでは数人の若い時計師たちが年長者に励まされ、オープンワークのアートを再び学び始めました。1950年代以降あまり使われなくなっていたこの芸術的な技術をオーデマ ピゲは専門の工房を構えることにより再生させました。当時オーデマ ピゲのディレクターであった先見の明があるジョルジュ・ゴレイは、クラフツマンたちに大きな課題を課しました。100個のオープンワークのキャリバー2120を製造するというものです。一つのムーブメントを仕上げるのに150時間かかるという大変な作業でした。最初のウォッチ(モデル5442)は1973年11月に出荷され、その後1976年までにさらに30本を製造し販売しています。1978年にマニュファクチュールはキャリバー2120を搭載したオープンワークタイムピースを300本製造しました。1984年までに工房では十数人のクラフツマンを雇っていました。

 初期の「ロイヤル オーク」コレクションではケースの中に収められたキャリバーを見ることはできませんでした。その頃ちょうどクォーツが登場し、時計づくりの常識が覆される中、時計業界は機械式ムーブメントの美しさとそれを支える伝統的な技をアピールすることに努めました。オープンワークは1981年に「ロイヤル オーク」コレクション(モデル5710BA)のペンダントウォッチとして登場しました。1986年には超薄パーペチュアルカレンダームーブメントのキャリバー2120/2800を搭載したモデル25636が続きました。その後10年ほどの間にさまざまな形とサイズの「ロイヤル オーク」モデルが数多く登場しまし、1990年代になってオープンワークがコレクションに入り、1992年に“ジャンボ”のモデルとしてデビューしました。

 この10年ほどの間に「ロイヤル オーク」コレクションには50種類ほどのオープンワークのモデルを発売してきました。数種類の異なるムーブメントを搭載し、サイズや素材、スタイルもさまざまに展開し、世代を超えて引き継がれてきた情熱と熟練の技術を存分に示しています。今日、これらの41 mmの新モデルは細やかなクラフツマンシップと繊細な上品さを兼ね備え、品格のあるタイムピースとして登場しました。


ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク
Ref.15407ST.OO.1220ST.02
ケース径:41.0mm
ケース厚:9.9mm
ケース素材:ステンレススティール
ストラップ:ステンレススティール、APフォールディングバックル
防水性:5気圧
ムーブメント:自動巻き、Cal.3132、約45時間パワーリザーブ、38石、毎時21,600振動(3Hz)
仕様:時・分表示、センターセコンド、反射防止加工のサファイアクリスタルとケースバック、ピンクゴールドカラーのインナーベゼル、蓄光加工を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤル オーク針
価格:要問い合わせ




Posted by naylenetaheemkj at 11:37│Comments(0)
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